谷口鋳工株式会社様は名古屋を拠点とする創業100年になる鋳物製品の製造会社です。
幅広いジャンルの鋳物を、手のひらサイズから3トンまで、個数も1個から、しかも短納期での納品を実現されています。
ご依頼いただいたのは鋳造品の受注から製造、出荷・納品までの情報を管理する「生産管理システム」です。
谷口社長が自ら作られたExcelシステムで生産管理されていたのですが、そのExcelシステムの改善についてご相談をいただきました。
Excelのファイル共有問題、あるいは出張時にも出先から使えるようにしたいという課題、データが多くなるといろいろ使いにくいなど、いくつかの課題がありました。
鋳物の製造工程を理解するためには鋳物づくりの勉強も必要でした。工場に伺い実際に製造工程をみながらやっていることを教えていただきました。そのようにして生産管理システムが工程の中でどういう役割を果たしているのか、どの工程でどういう機能が必要になりそうかなどを検討していったわけです。
説明していただいたことをもとに工程と管理システムを詳細に図解した検討資料を作り、考え方を整理していきました。
工程分析図
いろいろ難しいところもありましたが、結果として実際の工程に即した使いやすい生産管理システムを作ることができたと思っています。現在稼働中で、現場の声をお聞きしながら新しい機能の追加や改善を重ねているところです。
社長が作られたExcelモデルが進化発展してワンランクアップの生産管理システムに変身したものがたりですね。
現場のすみずみまで状態を把握してイメージをつくってくれますので、実行性の高いソフトとして利用しています。