Excelは実に便利な道具です。
みなさんもそうかもしれませんが、私もExcelが大好きです。
とはいえ、利点もあれば欠点もあるというのが本当のところです。
Excelの利点はいろいろありますが、以下の3つについて考えてみましょう。
自由に表がつくれるというのが、最大の利点ではないでしょうか。
事務仕事に使うExcelでは、表作りが一番かと思います。
手軽さです。
表では合計値を求めるsum()とか、あとよく使うのがvlookup()とういう他の表のデータを参照する関数ですね。少し使い方に慣れるとよく使うようです。
シミュレーションも手軽にできますね。
パソコンを買えば最初から入っていますし、Macでも使えます。
自宅にもあるし、会社にもあります。
ファイルを持っていれば、大概どんなところでもファイルの中をみることができます。
苦手なこともあります。
Excelは大量が苦手です。
データが増えて数万行にもなれば、いやデータによっては1万行でも
開くのに時間がかかる、操作がもったしてくる、などの問題が起きがちです。
そして複雑が苦手です。
ワークシート関数を多用していたりすると、何やっているのかどんどん見えなくなります。それらしい結果が出てくるのですが、うっかりすると間違った結果がでているのに誰も気づかず、お客様に間違いを指摘されて初めて関数が間違っていることに気が付くなどということもありがちです。
便利にしようと、関数を使いまくり、マクロを使いまくったりすると、どんどん複雑になってきます。
複雑になっていくと、同時にそれが見えにくくなります。
一旦複雑になると、だんだん手が付けられなくなります。なおしたいところがあっても、なかなか直すこともできなくなったりします。そのうち誰も手が出せなくなります。
複数の人が使うのが苦手です。ワークシートの「共有」は2人でさえ苦手です。
また、同じ名前のワークブックを同時に開くことができません。
1台のPCでは1つのExcelしか使えませんし、Excelを使っているとときに他のアプリが起動したりするといろいろ問題が起きたりします。
使えば使うほどデータは増えていきます。
使えば使うほど複雑になっていきます。
つまりExcelは
という宿命を背負っているということです。
だからと言って「脱Excel」を叫ぶのは早急です。
「脱Excel」その前に・・・やらなければならない重要なことがあるのです。