Excelの1つのワークシートで扱える行数は1,048,576行が限度です。
ちょっと計算してみましょう。
アップルウォッチみたいな時計で1分に1回サーバーにデータを送信すると、1時間に60行、1日1,440行、30日で43,200行なります。
30人が30日分のデータを送ると、もう1,296,000行になって、Excelの1枚のシートでは処理しきれません。
100万行の壁ですね。
100万行なんてそんな大きなデータは自分には関係ないと思うかもしれませんが、案外簡単に突破してしまう数字です。
それに100万行といわず数万行でさえ、1枚のシートに収まることは収まっても、開こうとすると動作が遅くなることもあります。
1枚のシートに収まらないデータを統一的に扱おうとすると、案外面倒なことが起こります。
Excelに収まりきらないようなデータを扱う手段を用意しておきたいところです。
実は無料で使える優れたツールもたくさんあるのですが、Excel以外の手段を誰も知らないというオフィスもたくさんあります。
Excel以外の手段に慣れてくれば、Excelをもっと効果的に使えるかもしれませんね。