再び、システムって何ですか？
あらゆる事業はシステムを持っている。
システムを持たない事業はない。
「うちは特にシステムなど使っていない」と思われる方もいらっしゃるだろうが、全部手書き、パソコンなど使っていなくても、その手書きでやっていることがシステムだ。たとえ手作業でやっていたとしても、事業のプロセスを実行している。まぎれもないプロセスだ。
その作業を事業プロセスの実行と意識せずなんとなくやっているなら、それはあまり整備されていないシステムと言えるだろう。整備されていないシステムでは効率も悪いし、間違いも起きやすいに違いない。
だから、整備されていないシステムは整備すべきだ。システムを整備すれば、それだけ事業はうまく動いていく。結果としてお金がより儲かるはずだ。
いわゆる「システム化」というのはプロセスを予測できたり、反復可能にしたりする科学だと言われる。そして整備されていないシステムにせよより高度に整備されたシステムにせよ、絶えずリフォームし続けることで、事業の鮮度が保たれ、事業が生き続け、発展する。
最も必要なのはリフォームし続けようという気持ちだ。
決して諦めずに考え続けることで、事業も事業の生命ともいえる業務システムも、よいものにしていくことができるはずだ。
システムを自力で作ろうとしている社長さんはリスペクトに値する。事業の核心を人任せにしないということだから。そんな社長の作ったExcelには社長の思いが込められている。そんなシステムを育てていきたいと思う。
