「脱Excel」という前に、大事なことを忘れてはいないでしょうか。
ここでは2つの大事なことについて考えてみます。
まず第一は、Excleを使い続けてきた理由です。
Excelにこだわってきた理由はなんだったのか?それを振り返ってみましょう。
何をしようとしてExcelを使ってきたのか。
目的は何か、使ってきて目的が達成できていたのか?
なぜExcelでなければならなかったのか?
他の選択肢は何だったか。何と比較してExcelを選んだのか?
そういうことを振り返りましょう。
Excelに対するこだわりは何だったのか、そもそもそんなこだわりがあったのか?なかったのか?
次に、どうしてExcelをやめようということになったのか?
なぜ「脱Excel」と考えるようになったのか?
「Excelの宿命」を考えれば、Excelを使い続けることが無理かなーと思うこともあるでしょう。
その時立ち止まって自分がやりたかったことやこだわりを振り返ることは、次にどうするかを問わず、次のステップを実りあるものにするためにとても大事なことなのだと思います。
「Excelからデータベースへ」「Excelではなくデータベースへ」といったフレーズをよく見ます。
そしてそこでは、Excelがどんなにダメか、ということが語られています。
しかし考えてみてください。
問題によっては道具を代えたからと言って解決しないこともあります。もちろん画期的に改善されることもありますが、それは問題の質と量、そして道具の特性、そして道具の使い方などによって左右されるのではないかと思サイトを表示うわけです。
ですから、「道具から入る」と「前と大して変わらない」ということがしばしは起きるのではないでしょうか。
「道具を代える」前にぜひとも「問題は何か?」を考えたいところです。
といったことをいろいろな事例で振り返りながら、
「脱Excel」とはいったいどういうことなのかを考えてみたいと思います。
(次回に続く)